近年、子どもから大人まで携帯電話を持つことが一般的になり、一部では一人で複数台を所有する人も増えています。
その普及は年々増加しており、あなたも携帯電話を持っていることでしょう。
ところで、あなたの携帯番号の最初の3桁は何でしょうか?
実は、この3桁を見れば、あなたが40代以上のおじさん・おばさん世代なのか、20代から40代の世代なのか、それともさらに若い世代なのかがわかるのです。今回はその理由をまとめてみました。
1.090でおじさん認定される理由とは?
1-①090が使われ始めた時期
1999年以前、携帯番号は10桁で、最初の3桁は030や040、090などさまざまな番号が使われていました。
しかし、携帯電話の利用者が急増したため、1999年に番号が10桁から11桁に変更され、それに伴い090が携帯番号専用として統一されました。
この変更以降、090が主流の番号となり、多くの人が使用するようになったのです。
1-②090がおじさん認定
090が「おじさん認定」される理由は、その番号を使う人が現在40代に多いからです。
090に統一されたのは1999年で、当時高校生だった世代が現在40代となっています。
この世代が、携帯電話を初めて手にした若者から、今では中年世代となっているため、090が「おじさん」の象徴とされるようになったのです。
一般的に40代になると「おじさん」「おばさん」と呼ばれやすくなりますが、外見的な変化や、子育て中といったライフステージの変化もその背景にあります。
人生の折り返し地点に差し掛かるこの時期、090の番号もまた、そんな世代の象徴と捉えられているのかもしれません。
2.他の番号との違い
2-①080や070との比較
- 080の番号は、2002年に新しい携帯電話番号として導入
主に20代から30代の若い世代が080を使っていることが多く、090よりも少し後に登場したため、比較的新しい世代が利用しています。
- 070は2013年から本格的に携帯番号として導入
090や080の番号が不足してきたための対応策として使用されはじめました。
070を使用しているのは主に10代から20代の若い世代で、新しくスマートフォンを手にした世代がこの番号を持つことが多いです。
3.今回のまとめ
3-①番号のイメージと現代の携帯事情
携帯電話の番号は、個人の世代やイメージを象徴する要素の一つとして注目されています。
特に090が「おじさん世代」と認識される一方で、080や070は若い世代が多く使っている番号として位置づけられています。
しかし、実際には番号による価値観やイメージは時代とともに変化していくものです。
そして、現在の携帯電話利用者の増加に伴い、電話番号がさらに不足してきています。そのため、総務省は新たに060の番号を導入するようです。
これにより、今後さらに多様な番号が使われるようになり、番号自体のイメージも変化していくことでしょう。次に「060が何世代か」と話題になる日もそう遠くないかもしれません。
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