病院事務を辞めたい!退職願いを院長に出すまでの葛藤

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私は昔、病院の事務職として働いてきました。様々な不満があり、苦節を乗り越え、今は放射線技師をしています。

今回の記事では、当時、病院事務として働くなかで退職を決意し、事務長に相談してから院長に正式な退職願を提出するまでの体験をお話しします。同じように退職を迷っている方や、辞める勇気が持てずに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

事務長から院長へ:退職までの過程

退職の第一関門:事務長への相談

退職の意向を伝えるため、まずは事務長に話をしなければなりませんでした。しかし、事務長も常に忙しく、声をかけるタイミングをつかむのが難しかったです。

「いつ伝えるべきだろう?」
「突然言い出して、機嫌を損ねないだろうか」と悩み、何度もタイミングを見送ってしまいました。結局、心の準備を整えてからようやく声をかけました。

「少しお時間をいただけますか?」と事務長にお願いし、退職の意向を伝えたときは、心臓がドキドキして言葉が詰まりそうでした。

事務長は、最初は少し驚いた様子でしたが、「わかった。まずは院長に正式な退職願を出してくれ」と言ってくれました。その瞬間、少しほっとしましたが、次の難関が控えていることを実感しました。

院長に退職願を出す緊張感

次は、正式な退職願を院長に提出する必要があります。院長は普段あまり接することがない存在で、気軽に話しかけられる雰囲気ではありませんでした。

「本当にこのまま辞めてもいいのだろうか?」という迷いもあり、封筒を持ったまま院長室の前で何度も立ち止まりました。しかし、「これ以上悩んでも進まない」と自分を奮い立たせ、ようやく院長室の扉をノックしました。

「失礼します。お時間をいただきありがとうございます。退職願をお渡ししたくて参りました」

緊張で手が震えましたが、院長は落ち着いた表情で「そうか。お疲れさまでした」と一言。あまりにあっさりした反応に拍子抜けしつつも、肩の荷が下りたように感じました。

退職をスムーズに進めるために行ったこと

①事務長や上司への相談を早めに行う

人数が少ない職場では、人員調整が難しいため、できるだけ早めに退職の意向を伝えることが大切でした。

②引き継ぎ業務をしっかり準備する

退職後も同僚が困らないよう、業務の引き継ぎ内容をまとめた資料を用意しました。

③院長への報告は冷静に対応する

院長への退職願の提出は緊張しましたが必要な手続きの一部だったため、事前に言葉を準備し、何度も頭の中でシュミレーションしていました。

どうしても自分で伝えられないときの選択肢

私の場合は、なんとか勇気を出して退職の意向を自分で伝えることができましたが、世の中には精神的な負担から「どうしても直接伝えられない」という方も多いと思います。職場の人間関係や上司とのやり取りに悩んでいると、退職の話を切り出すこと自体が大きなストレスになり得ます。

最近では、そういった辛い状況の方のために退職代行というサービスもあります。退職代行を利用すれば、職場への連絡や手続きをすべて代わりに行ってもらえるため、自分で退職を伝える必要がありません。「伝えたいけど伝えられない」という状況に悩んでいる方にとって、精神的な負担を減らしながらスムーズに退職できる手段として活用できます。

無理に自分で抱え込まず、第三者の力を借りることも立派な選択です。また、こういったサービスを利用して退職した場合、後ろめたい気持ちになるかもしれませんが、密かに仕事を整理し、引継ぎ内容をまとめるなど事前にしておくと自分の気持ちも少しは楽になるのでおすすめです。

退職後に感じた解放感と新しい一歩

退職後は、長い間感じていたストレスから解放され、心がとても軽くなりました。そのおかげで、次の目標である放射線技師の資格取得に集中できるようになり、新しいキャリアへの一歩を踏み出せました。

辞めることは決して悪いことではありません。自分に合った環境を選ぶことが、健康で充実した生活につながります。

まとめ

病院事務を辞めると決意するのは簡単なことではありませんでした。退職の意向を事務長に伝え、さらに院長に退職願を出すというプロセスには大きな勇気が必要でしたが、乗り越えたことで新しい一歩を踏み出せました。

退職を迷っている方も、無理をせず自分にとってベストな選択をしてください。

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